バレーボールのネットの高さは? 年代別や性別による違いなど徹底解説

バレーボールのネットの高さは? 年代別や性別による違いなど徹底解説

(※この記事は、2023年11月1日に更新されました。)

バレーボールのネットの高さには明確な基準があり、年代や性別などによっても異なります。

バレーボール経験者にとっては当たり前ですが、知らない方も多いでしょう。

本記事では、バレーボールのネットの高さについて年代別・性別や6人制・9人制による違いまで詳しく解説していきます。

バレーボールについて詳しくなりたい方はもちろん、バレーボールの大会やイベントなどを企画・運営している方にも必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

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年代別・性別などによるバレーボールのネット高さの違い


年代別・性別などによるバレーボールのネット高さの違い

バレーボールではネットの高さが、年代や性別によって異なります。

また、6人制や9人制によってもネットの高さ基準が異なり、6人制は国際バレーボール連盟(FIVB)、9人制は日本バレーボール協会がネットの高さを定めています。

以下にて詳しくみていきましょう。

小学生のネットの高さ


小学生における、バレーボールのネットの高さは以下の通りです。

小学生のネットの高さ

小学生の頃は男女ともに身長差があまりないため、バレーボールのネットの高さ設定は同じです。

しかし、小学生低学年の選手にとって1.9〜2.0mは非常に高いと感じる高さであり、成長が早い男子選手でも高学年にならないとネットを越えてスパイクを打つのは難しいでしょう。

ネットを使ったスパイク練習は中学年以上から本格的に行われるため、小学生の時期は基本的なテクニックやフォーム、ミートの練習に重点が置かれます。

中学生のネットの高さ


中学生における、バレーボールのネットの高さは以下の通りです。

中学生のネットの高さ

中学生になると、男子と女子の身長差が顕著に現れ、バレーボールのネットの高さも異なります。

中学生の時期は体格の個人差が大きい事から、挫折する選手も多いですが、身長だけでなく基本技術や戦術にも注力することが重要です。

身長が大きくなくても、レシーブやサーブなどの基本技術が優れていれば、セッターやリベロとして活躍の場を見つけることができます。

バレーボールはチームプレーのスポーツであり、身長以外のスキルや役割も重要です。

高校生・家庭主婦のネットの高さ


高校生・家庭主婦(ママさんバレー)における、バレーボールのネットの高さは以下の通りです。

高校生・家庭主婦のネットの高さ

中学生から高校生への移行時期は身体の成長と技術の向上が顕著で、特にネットの高さに適応するのに時間がかかることがよくあります。

また、この時期にスパイクの打ち方やテクニックの基本を見直すことは非常に有益で、将来のバレーボールキャリアに大きな影響を与えることがあります。

全国大会で活躍する選手は、しばしば日本代表の候補生として注目され、高い技術と競技力を持っています。

一般・大学のネットの高さ


一般・大学における、バレーボールのネットの高さは以下の通りです。

一般・大学のネットの高さ

6人制については高校生の高さからほとんど変化がないため、高校時代に活躍した選手が次のステージへスムーズに移行することができます。

また、よくテレビなどで見られる試合はこのネットの高さになります。

身長が2m近くある選手が一般・大学では多く存在するため、テレビで見るとそこまで高く感じることがないかもしれません。

しかし、実際は男子6人制のネットの高さが2.43mで、日本人男性の平均身長が約171cmと考えると非常に高く感じます。

国際大会のネットの高さは?


国際大会のネットの高さは?

(出典:2023 Volleyball World|Japan (JPN) vs. Finland (FIN) men - Pool B #7161953

ワールドカップバレーやオリンピックなどの国際競技の場合も、一般・大学生の部類と同じ高さの設定(6人制)です。

国際バレーボール連盟(FIVB)の規定に従って、ネットの高さは「男子2.43m・女子2.24m」と設定されています。

国際大会では身長が2m以上の選手が多く、身長が低い日本にとっては競技の壁と感じることもあるかもしれません。

しかし、バレーボールはスキル、戦術、チームワークなど、身長だけでなく多くの要素が影響を与える競技です。

実際に、日本は高い技術と戦術を駆使して国際大会で成績を収めています。

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バレーボールのネットにまつわるルールや反則について


バレーボールのネットにまつわるルールや反則について

タッチネット


タッチネットとは、バレーボールの試合中にネットに触れる行為を指します。

主にセッターやアタッカーによって引き起こされることが多い反則です。

以下に、セッターとアタッカーに関連するタッチネットの詳細なポイントを解説していきます。

セッターの注意点

セッターは攻撃の準備としてボールのトスを行いますが、ネットに触れないように注意が必要です。

また、レシーバーや攻撃選手がボールを打ちやすい位置に、正確なトスを提供することが重要です。

アタッカーの注意点

アタッカーはボールを打つ際に、自身の体がネットに触れないように気をつけなければなりません。

特にスパイクの瞬間、アタッカーの体がネットにかかりやすいため、適切なアプローチと着地ポイントを選び、タッチネットを避けるように調整する必要があります。

オーバーネット


オーバーネットは、バレーボールにおいてネットを越えて相手コート側のボールに触れる行為を指します。

ルールには以下の通り、いくつかのポイントがあります。

セッターのトスに関するルール

セッターがトスを行う際、ボールがネットを越えて相手コートに行ってはいけません。

ネットを越えて相手コートにトスした場合、反則となります。

セッターはトスを行う際にネットの上で行う必要があり、相手コート側にボールをトスしなければなりません。

ブロックの注意

ブロックの際、ブロッカーの手がネットを越えて相手コート側に大きく伸びることは認められています。

ただし、ブロッカーが相手アタックを防ぐためにネットを越える前にボールに触れた場合は反則となります。

ブロッカーはボールに触れる前に、ネットを越えてしまわないよう注意が必要です。

パッシング・ザ・センターライン


パッシングザセンターラインとは、選手の足(くるぶしからかかとまで)が、完全にネットの下のセンターラインを越えてしまった際に取られる反則です。

以下に、この反則に関連するポイントを解説していきます。

完全な足のクロス

選手の足(くるぶしからかかとまで)が、完全にネットの下のセンターラインを越えてしまうと反則です。

ただし、かかとだけがライン上にあったり、足以外の体の部分(手、ひざ、腕など)がセンターラインを越えても、相手のプレーに影響を与えない限り反則にはなりません。

インプレー中の反則

この反則は、サーブが打たれてからボールが床に落ちるまでの試合中、つまりインプレー中のみに適用されます。

試合外やボールがプレー中でない時にラインを越えていても反則ではありません。

インターフェア


インターフェアとは、相手チームの攻撃プレーに干渉することを指し、一般的に反則行為とされます。

インターフェアは試合の公平性を保つための重要なルールの一部であり、以下に具体的な状況を解説していきます。

ネットインターフェア

ネットの下から相手コートに手や腕を伸ばし、相手の攻撃やブロックを妨害する行為を指します。

ネットインターフェアは反則であり、相手チームにポイントが与えられます。

アンテナインターフェア

インターフェアのもう一つの形態は、アンテナを使用して相手チームのプレーに影響を与える行為です。

アンテナを使用して相手のプレーに干渉したりすることは禁止されています。

他の選手への干渉

インターフェアはネットやアンテナに限らず、他の選手に対する干渉も含みます。

例えば、相手の攻撃選手や守備選手に意図的に接触すること、相手の視界を妨害することなどがインターフェアに該当します。

まとめ


ここまで、年代や性別の違いなどによるバレーボールのネットの高さの違いやネットに関わるルールや反則について解説してきました。

小学生から国際大会レベルまで各カテゴリーごとにネットの高さは決まっており、ワールドカップバレーやオリンピックなどの国際大会では、国際バレーボール連盟(FIVB)の規定に従って、ネットの高さは「男子2.43m・女子2.24m(一般・大学生のカテゴリーと同じ高さ)」となっています。

また、6人制か9人制かによってもネットの高さは変わります。

バレーボールの大会やイベントなどを企画・運営している方は、大会を開催するにあたって、ぜひ今回の記事を参考にネットの高さを決めてみてはいかがでしょうか。

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