「Tリーグ」とは?参加チームやTリーグの魅力を紹介!
(※この記事は、2023年9月29日に更新されました。)
2018年10月から開幕したTリーグですが、世界大会等での日本人選手の活躍もあり、年々盛り上がりを見せています。
しかしながら、サッカーや野球などと比較するとまだまだ知名度は低く、マイナースポーツと思われる方も多いでしょう。
本記事では、そもそもTリーグとは?という観点から、参加チームをはじめ、Tリーグの魅力などを紹介していきます。
Tリーグをこれからもっと知っていきたい!という方にオススメの記事となっているので、最後まで是非ご覧ください。
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Tリーグの概要
出典:一般社団法人Tリーグ|ノジマTリーグ2023-2024
Tリーグは「Table Tennis League」の略称です。
男女各6チームに分かれ、リーグ戦方式で優勝を争います。
Tリーグの最大の特徴は、チーム内でプロとアマチュアが混合していることです。
1つのチーム内で、世界トップレベルの選手から趣味感覚でプレーするアマチュア選手まで、各カテゴリーに分かれています。
このシステムは、ドイツの卓球リーグを参考にしており、ドイツでは一流のプロから卓球を楽しむアマチュア選手が、1〜16部までレベル別にピラミッド型にグループ分けされ、順位を競い合っています。
Tリーグもこのリーグ構想の実現に向けてさらなる歩みを進めています。
Tリーグの理念
Tリーグには以下3つの理念が存在します。
「世界No.1の卓球リーグを実現する」
「卓球のスポーツビジネス価値を高める」
「卓球を通じて人生を豊かにする」
Tリーグはこれらの理念に基づいて、卓球をより魅力的で持続可能なスポーツとして発展させるために取り組んでいます。
参加チーム
Tリーグの参加チームは以下の通りです。
東北や北海道の地域にはチームがなく、これから多くの地域で卓球チームが発足されるのが楽しみです。
男子|合計6チーム
T.T彩たま(埼玉県)
木下マイスター東京(東京都)
金沢ポート(石川県)
静岡ジェード(静岡県)
岡山リベッツ(岡山県)
琉球アスティーダ(沖縄県)
張本選手や丹波選手など、一度は聞いたことのある有名な選手も数多く登録されています。
既に引退しバラエティなどで活躍中の水谷選手も、2021-2022まで木下マイスター東京に登録されていました。
女子|合計6チーム
木下アビエル神奈川(神奈川県)
トップおとめピンポンズ名古屋(愛知県)
京都カグヤライズ(京都府)
日本生命レッドエルフ(大阪府)
日本ペイントマレッツ(大阪城)
九州アスティーダ
伊藤選手や早田選手、平野選手など、世界トップクラスの選手も登録されています。
引退してしまった石川佳純選手は、2022-2023まで木下アビエル神奈川に登録されていました。
リーグ戦の概要
2018年の開幕当時は男女各4チームでの参加でしたが、現在は男女各6チームまで参加が増えています。
男女ともに各チーム合計20試合のリーグ戦を戦い、プレーオフへの進出チームを決定します。
Tリーグのプレーオフは、男女ともにリーグ戦の2・3位が準決勝を行い、その勝者が優勝をかけてリーグ戦1位と決勝(ファイナル)を行います。
試合形式|独自のルールを採用
Tリーグの試合形式として、大きく分けて以下3点の独自ルールを採用しています。
チームマット方式
年間順位決定方式
試合時間短縮ルール
卓球を普段されない方でも比較的分かりやすいルールですので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
チームマッチ方式
公式戦の試合形式は以下のようなチームマッチ方式を採用しています。
ダブルス1試合、シングルス3試合の合計4試合
ダブルスは3ゲームマッチ、シングルスは5ゲームマッチ
第4試合まで必ず実施
デュースなし ※各マッチの最終ゲーム及び延長戦についてはあり
1チームマッチには4名以上出場しなければならない
1チームマッチの試合の流れは以下の通りです。
※マッチカウントが2−2の場合のみ、延長戦(ビクトリーマッチ)が行われます。
ベンチに入れるのは最大8名までとなっています。
(選手:4〜6名、監督1名、コーチ1名)
年間順位決定方法
Tリーグの順位は勝ち点の合計によって決まります。
試合の内容によっても獲得できる勝ち点が異なるため、最後の試合まで熱い試合が繰り広げられます。
獲得できる勝ち点の詳細は以下の通りです。
勝ち点の合計が同点となった場合、以下の項目に応じて、順位を決定します。
勝利数
総得失マッチ数
総得失ゲーム数
総得失ポイント差
当該チーム同士の対戦成績
抽選
試合時間短縮ルール
テンポよく試合を進めるために以下の試合時間短縮ルールを採用しています。
マルチボールシステム
海外などの試合でよく採用されるシステムです。
試合前に各チーム20球ずつ(合計40球)を選び、試合中全てのマッチでそのボールを使用します。
試合中はボールパーソンがボールを回収し、副審から選手へボールを渡す流れです。
各マッチにおける選手の60秒以内の入場
試合に出場する選手は、60秒以内に入場しなければなりません。
卓球台の上に審判が設置したタイマーが0になる前に、主審側の卓球台(サイドエンド上)にラケットを置くか、主審にラケットを渡さなければいけません。
違反した場合、主審は対象の選手に警告を与え、相手に1点が与えられ、更に15秒毎に1点ずつ加算されます。
ダイアモンドスケジュールを導入することで、リーグ運営やシーズンの日程管理を効率化することができます🙌
Tリーグの魅力
トッププレーヤーの競演
世界中からトップクラスの卓球選手を集めており、高い技術と戦術を持つ選手たちの競演は、観戦者にとっては魅力の1つです。
日本で世界最高峰の試合が見れるのはスポーツ界でも珍しいでしょう。
エキサイティングな試合
独自のルールを採用していることから、非常に速いペースで行われること。
また、基本デュースがない中でのスリリングなゲーム展開が頻繁に繰り広げられます。
そのため、観戦に飽きることなく、エキサイティングな時間が楽しめます。
(引用:伊藤美誠 vs 平野美宇 日本生命レッドエルフ vs 木下アビエル神奈川 Tライバル対決ふりかえり 2022年09月10日 大田区総合体育館 【卓球 Tリーグ公式】)
若手選手の登場と成長
Tリーグは若手選手の成長をサポートし、経験豊富な選手との競技機会を提供しています。
若手選手の活躍や成長過程を見ることができ、これからの日本の卓球界を担う選手を見つけられるかもしれません。
ライブ中継と観戦の楽しさ
試合はライブ中継され、もちろん会場でも観戦することができます。
リアルタイムで試合を楽しむことができ、観戦者も応援に熱が入ると思います。
ライブ中継は様々な方法で見ることができるため、一度お試し感覚で見てみるのも良いでしょう。
ファミリーフレンドリー
卓球全般に言えることですが、ルールが比較的分かりやすいため、幅広い年齢層に愛されているスポーツです。
Tリーグの試合は家族連れでも楽しむことができ、他のスポーツよりも落ち着いて観戦することができます。
魅力あるTリーグを応援しよう!
Tリーグはまだ認知度が高いとは言えませんが、これまで紹介してきたような、サッカーや野球に負けない魅力があります。
独自のルールを定めるなどして、観戦者にも楽しんでもらえるような工夫がなされているので、会場もしくは配信で観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。
注目の選手やチームを見つけて観戦することで、よりTリーグを楽しめると思いますので、
これから更にTリーグを盛り上げていきましょう。