アジア大会の競技であるカバディの基本とその魅力について徹底解説!
カバディという名前は聞いたことがあるけれど、具体的なルールについて知らない方も多いと思います。
カバディはアジア競技大会において正式種目として採用されているスポーツです。
本記事では、カバディの基本からその魅力、そして第19回アジア競技大会の注目情報までを徹底解説します。
最後まで読むことで、カバディの基本的な情報が理解でき、楽しんで観戦できるでしょう。
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アジア競技大会におけるカバディの魅力
アジア競技大会は、様々なスポーツが一堂に会するアジア最大のスポーツイベントであり、中でも「カバディ」は独特の魅力を持つ競技として注目を集めています。
本章では、カバディの基本概要と魅力について解説します。
カバディとは?
出典:Kabaddi: How to play India’s 4000-year-old indigenous sport
カバディはインド発祥のスポーツで、鬼ごっことドッジボールを融合したのような要素を持つ7対7のチームスポーツです。
1チームは10から12名で構成され、試合は最低5人のプレイヤーがいれば成立します。
アウトになった選手はコート外へ移動しなければなりません。得点を挙げると、アウトとなった選手は順番にコートに戻ることができます。
コートのサイズは、男子が13m×10m、女子が11m×8mです。
試合中は30秒ごとに攻撃と守備を交互に行い、点数の多い方が勝利となります。
男子の試合は、前半と後半それぞれ20分ハーフで、休憩時間は5分。
女子の試合は前半と後半それぞれ15分ハーフで、休憩は5分間です。
カバディのルール
カバディには「攻撃側」と「守備側」のルールが存在します。
それぞれ確認しましょう。
攻撃側のルール
攻撃アクションを「レイド」と呼び、攻撃を担当する選手を「レイダー」と称します。
レイダーは守備側のコートに入り、守備側の選手にタッチして自陣に戻ることで、接触した選手数分の点数を獲得します。
レイダーが守備側のコート内にいる間は、「カバディ、カバディ」と連続して発声しなければならず、できていない場合は失点となります。
また、髪や衣服の接触、キックも得点の対象です。
守備側のルール
守備側の選手は「アンティ」と呼ばれます。アンティはレイダーから逃げるだけでなく、レイダーの動きを止めるか、コート外に押し出すことで1点を獲得します。
(引用:日本カバディ協会 公式ルール説明動画/“HOW TO KABADDI”)
カバディの特徴
カバディは、激しい接触プレーで知られるスポーツです。
その中でも最大の特徴は、攻撃側が「カバディ」と連呼しながら相手コートに侵入することです。
この「カバディ」の連呼は、攻撃側の選手が相手コート内にいることを示す合図であり、一度でも息を吸うとアウトと判定されます。
そのため、選手は呼吸をコントロールしながら、息切れを起こさないように攻撃を続ける必要があります。
さらに、カバディのプレーは非常に激しいです。
攻撃側の選手は、守備側の選手にタッチすることを目指し、全身を使って相手コートに侵入します。
一方、守備側の選手は、タックルやブロックを駆使して攻撃側の選手を阻止します。
これらの要素が組み合わさり、カバディは高度な筋力と戦略を要求するスポーツとして多くのファンに愛されています。
第19回アジア競技大会カバディの注目情報
2023年に中国の杭州で開催される第19回アジア競技大会。
本章では、大会の基本情報から、日本代表の選手や帯同役員の詳細まで、カバディに関する最新の情報をお届けします。
中国杭州2022アジア競技大会カバディの大会情報
2023年に中国の杭州で開催される「杭州2022アジア競技大会」は、アジア各国からのトップアスリートたちが集結し、数々のスポーツ競技で熱戦を繰り広げる一大イベントです。
カバディの競技期間は、2023年10月2日(月)から10月7日(金)までの6日間となっています。
この期間中、杭州市内の会場で、各国の代表選手たちがカバディの頂点を目指して戦います。
男子日本代表内定選手及び帯同役員の一覧
男子日本代表内定選手
帯同役員
参考:第19回アジア競技大会 男子日本代表内定選手及び帯同役員について
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日本代表のアジア大会における過去の戦績
日本代表は、アジア競技大会にカバディが正式種目となった1990年から出場しています。
日本代表のアジア大会における最高順位は2010年に、中国の広州で開催された大会で銅メダルを獲得しました。
以下の表は、アジア競技大会における成績です。
カバディの起源
紀元前、獣に対する脅威に直面した人々は、武器を使わずに、多彩なテクニックと掛け声を駆使して、数人で獣を取り囲んで捕らえる方法を編み出しました。
この古代の狩猟技術が時を経てスポーツとして発展し、カバディという競技が誕生したのです。
「カバディ」という言葉は特定の意味を持たないが、この言葉を繰り返し唱えることで、選手は集中力を高め、心と体を一つにすることができます。
これは、マントラのような役割を果たしています。
さらに、インドの古典叙事詩「マハーバーラタ」には、主人公の息子が七人の敵に取り囲まれ、彼が突破しようとするものの力を使い果たすというエピソードが描かれています。
この物語が元となって、カバディでは一人のレイダー(攻撃手)と七人のアンティ(守備側)の構成で競技が行われるようになったと言われています。
カバディの歴史
19世紀、カバディのルールが整理され、20世紀に入るとインドの著名な人物たち、ガンジー、ノーベル文学賞受賞者タゴール、そしてネルー首相の支援のもとで、競技の組織が本格的に形成されました。
1980年には歴史的な第1回アジアカバディ選手権大会が開催され、10年後の1990年には、北京での第11回アジア競技大会で、カバディが正式種目として採用されました。
カバディは、インドを始めとする南アジアの国々だけでなく、アジア全土で人気を博しています。
具体的には、パキスタン、バングラデシュ、スリランカから、イラン、タイ、マレーシア、シンガポール、さらには中国や韓国、日本まで、多くのアジア諸国でプレーされています。
そして、このスポーツはアジアの枠を超え、欧州や北米、オセアニアの国々にも広がってきました。
日本においても、カバディの人気は高まっています。
1989年に始まった全日本カバディ選手権大会を皮切りに、学生選手権大会や西日本大会など、毎年数回大きな大会が開催されています。
カバディ日本代表を応援しよう!
本記事では、カバディの基本やルール、アジア競技大会の情報について解説してきました。
この歴史あるスポーツは、多くの国々で親しまれており、特に南アジア諸国では人気が絶大です。
そして、カバディの国際大会として注目されるのがアジア競技大会です。
まもなく、第19回アジア競技大会が開催されます。
インドネシアのジャカルタで行われた前回大会では7位という結果に終わった日本代表。
杭州大会での日本代表の活躍に注目です!