バレーボールは毎年ボールが変わる!?モルテンとミカサの違いとは?
(※この記事は、2023年6月12日に更新されました。)
バレーボールの練習や試合に欠かせないボールは、年齢やカテゴリーによって使用するサイズや特徴が異なります。
そのため、シチュエーションに合わせて適切なボールを選ぶことが大切です。
バレーボールのボールはさまざまなメーカーから発売されていますが、国際大会で使用が認められているのは「モルテン」と「ミカサ」の公認球のみです。
同じバレーボールでも、2社の製品にはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、バレーボールの種類や特徴、モルテンとミカサが提供するボールの違いについて詳しく解説していきます!
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バレーボールのサイズの種類
まずは、ボールの大きさについて解説していきます。
バレーボールは、年齢層によって使用するボールのサイズや重さが異なります。
基本的なボールの大きさは「4号軽量球」「4号球」「5号球」の3種類です。
4号軽量球: 小学生向け
4号軽量球はその名の通り、通常の4号球に比べて軽量化されたボールです。
スポンジタイプの柔らかい素材で作られていることが多いため、初心者や子供でも扱いやすい設計になっています。
4号球: 中学生・レクリエーション・家庭婦人向け
4号球は、円周が65〜67cmとスタンダードな5号球よりもやや小さいボールです。
主に中学校やママさんバレーで使用されます。
5号球: 高校・大学・一般向け
高校生以上のプレイヤーが使用する一般的なサイズのボールです。
中学生の頃からバレーボールを経験していた人は、高校生になってボールのサイズと重さが変わるので最初は違和感があるかもしれません。
バレーボールの「公認球」「検定球」「練習球」の違い
バレーボールのボールの種類は、特定の基準をクリアしたかどうかで「公認球」「検定球」「練習球」の3種類に分けされます。
ここからは、3種類の違いについて詳しく解説します。
公認球
公認球とは、バレーボールの技術基準を満たした、プロの試合や国際大会などで使用されるボールのことで、「公式球」とも呼ばれます。
国際バレーボール連盟(FIVB)や世界各国のバレーボール協会などがもうけた、大きさや空気圧など厳しい基準をクリアしたボールだけが公認球として認められます。
検定球
検定球とは、FIVBなどのバレーボール組織によって正式に認定されたボールのことです。
公認球と同様に、特定の基準をクリアしたボールが検定球として認められます。
一般的な公式試合や大会で使用されるボールです。
練習球
練習球とは、特定の審査を通らなかったボールです。
主にトレーニングや練習で使用されます。
検定球や公認球と比べて品質は落ちますがその分価格はリーズナブルなので、バレーボールを始めたばかりの初心者やコストパフォーマンス重視の方に向いています。
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国際大会の公認球として認められているメーカーは「モルテン」と「ミカサ」だけ!
バレーボールのボールは、さまざまなメーカーから発売されています。
しかし、国際大会での使用が認められているのは、「モルテン」と「ミカサ」の2社から発売されている公認球のみです。
2社とも日本バレーボール協会(JVA)やVリーグ機構のスポンサーのため、大会では1年ごとに男女交互に各メーカーのボールが使用されます。
どちらも人気のあるメーカーですが、ミカサとモルテンのボールはそれぞれ機能や特徴が少しずつ違います。
ここからは、バレーボール「モルテン」と「ミカサ」の違いや特徴について詳しく解説していきます。
モルテンのバレーボール
モルテン(molten)は、1958年に創立されたスポーツ用品・自動車部品の製造・販売を行うメーカーです。
モルテンは「すべての人々の技術や意思が100%発揮できる本物のゲームを実現する」をコンセプトにボールを開発しています。
そのため、ボールの軌道を安定させる工夫が施されており、選手によるコントロール性が高いです。
プレイヤー目線の考えを積極的に取り入れ、選手が安定して試合ができるように工夫されているボールです。
・デザイン
18枚のパネルを螺旋模様にしたデザインです。
・カラー
「白・赤・緑」の3色で配色されています。明度の高い白色はどのような環境下でもボールをとらえやすく、同明度の赤・緑は、回転時のボールの動きをなめらかに見せる効果があります。
・機能
皮革表面に環状の突起を配置し、ボールの飛行軌道のブレを抑制する新技術を採用しています。
これにより、空気の乱れを抑制しサーブの落下点のばらつきを少なくしています。
・表皮の感触
マットやクッションなどで使用されるような素材を使用しているため、弾力があります。
ミカサのバレーボール
ミカサ(MIKASA)は、1917年に創立されたスポーツ用品・ゴム製品の製造・販売を行うメーカーです。
ミカサは「ラリーが続くことで感動的な試合を」をコンセプトにボールを開発しています。
モルテンと比べてサーブ時の変化の量が少なく、正確なトスアップがしやすい設計になっています。
日々アイデアを提案し、常に新しい技術を取り入れ続けているボールです。
・デザイン
18枚の特殊形状パネルを組み合わせたデザインです。
・カラー
元々は白色でしたが、ボールの視認性を上げるために「青・黄」の組み合わせに変更されました。
・機能
ボールの表面に凹加工を施した「マルチパターン構造」により、空気抵抗を減らしながら素直な飛行曲軌道を描くように設計されています。
・表皮の感触
ソフトな人工皮革を使用しているため、柔らかく手に馴染む感覚があります。
また、ボールの表面に特殊コーティングを施してあるため、汗で濡れても滑りにくいです。
まとめ
今回は、バレーボールのボールの種類について詳しく解説しました。
バレーボールのボールはさまざまなメーカーから発売されていますが、国際大会での使用が認められているのは、「モルテン」と「ミカサ」の公認球だけです。
「モルテン」と「ミカサ」のそれぞれのボールの違いは以下の通りです。
この記事を参考に、自分に適したボールを選んでみてください!
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