少年野球チームで監督をするには?資格や仕事内容・給料なども解説
(※この記事は、2023年6月26日に更新されました。)
今回は、少年野球チームの監督について解説していきます。
本記事は、以下のような方におすすめです。
少年野球チームの監督になりたいが、必要な資格などはあるのか知りたい
少年野球の監督はどのような仕事を行っているのか、給料なども知りたい
少年野球チームでの子どもたちへの正しい接し方を知りたい
少年野球チームには、夢を追う子どもだけではなく、体を丈夫にしたい・子ども同士の交流を増やしたいと考える親御さんが所属させた子など、さまざまな目的の子どもたちが加入します。
そんな少年野球チームで監督をするために必要な資格から接し方までくわしく説明した記事となっているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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少年野球(学童野球)チームの監督の役割・仕事内容
少年野球チームの監督が担う役割はさまざまです。
たとえば、以下のような仕事をこなす必要があります。
メンバーを集める
コーチを集める
責任者としての役割を果たす
日々の練習指導
試合中の指示・サイン・抗議
練習試合の計画 など
メンバーを集める
少年野球チームの監督は、チームメンバー集めの仕事も担っていることがあります。
チームがあっても、選手の数が足りなければ野球の試合はできません。
そのため、すでにチームに加入している子供達の親御さんや関係者と協力して、積極的に勧誘を行っていくことが必要です。
コーチを集める
監督はメンバー集めだけではなく、コーチ集めも求められている役割の一つです。
少年野球チームでは、監督だけではなくその他の指導者=コーチも必要です。
また、コーチは一人だけではなく、多くの人数がいれば子どもたちへの目が増えて安心です。
そのため、子どもたちの練習などに訪れたお父さんなどに声をかけ、コーチになってもらうことで、より安全・効果的な練習を行うことができます。
責任者としての役割を果たす
少年野球チームの監督は、チームの責任者として、果たすべき役割が多くあります。
たとえば、守備位置や背番号などのチーム作りはもちろんのこと、試合でのトラブル対応や重要事項の決定・新年会への顔出しなども監督が担うことがあります。
野球のプレーに直接関係しない事項でも、チームの顔として対応しなければならないシーンがあるのです。
日々の練習指導
少年野球チームの監督として、当然日々の練習指導は必須の仕事です。
子どもたちの個性を見ながら、コーチなどと相談をして練習メニューを決め、指導を行います。
その他にも、練習の中で挨拶の仕方や道具の扱い方・片付け方なども指導していくのが監督の仕事内容と言えるでしょう。
試合中の指示・サイン・抗議など
試合中の指示やサイン出しを行うのも、少年野球チームの監督の仕事です。
また、監督は審判の見解について抗議する権利も持っているため、必要であれば声を上げることもできます。
注意点としては、判定についての抗議はできないということです。
カウントやルールなどの見解についての抗議が可能となっています。
練習試合の計画
少年野球チームの監督は、練習試合の計画も行うことがあります。
練習試合をするためには、相手のチームが必要です。
そのため、自分の人脈から練習相手を見つけたり、インターネットのサイトで募集したりする必要があります。
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少年野球の監督の給料は?
少年野球チームの監督・コーチは、一般的にはボランティアで行われていることが多いため、無給もしくは低額であることが大半です。
チームによっては昼食や合宿等の一部費用をチーム負担で出してもらえるというケースもあるようですね。
このように、基本的に少年野球チームに関わる監督やコーチはボランティアがほとんどですが、一部費用については必要経費としてチームが負担する場合もあります。
また、保護者が監督やコーチになるケースも多くあります。
少年野球チームの監督になるには?資格の保有が義務化?
結論から述べると、少年野球チームの監督になるためには必ずしも資格を保有している必要はありません。
ただし、全日本軟式野球連盟では、2024年度シーズンより登録チームの指導者に以下の資格取得の義務化を行います。
JSBB公認学童コーチ
JSPO公認コーチ1(軟式野球)
JSPO公認コーチ3(軟式野球)
JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)
JSPOコーチングアシスタント
(旧スポーツ少年団認定員から移行登録完了した者)
BFJ公認野球指導者基礎Ⅰ(U12)
上記のうちいずれかの資格を保有する指導者(監督・代表者・コーチ)が最低1名必要とのことです。
原則監督が資格を保有していることが必須ではありますが、監督が資格を持っていない場合は代表者もしくはコーチのどちらかが有資格者でなければなりません。
硬式野球・その他のリーグでは?資格取得の必要性
JSBBでは2024年より有資格者の所属が必須となりますが、その他の硬式野球などの場合は現時点では資格取得は任意となっているようです。
ただし、指導者資格に関する資格の取得が任意だとしても、取得することで正しい知識を得られることや、監督・指導者としての信頼度が高まることは間違いないでしょう。
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少年野球の優秀な指導者の子供との接し方や指導方法とは?
少年野球チームで監督として大切にすべきポイントには、以下のようなものがあります。
子どもたちへの思いやりを大切に
手本となるような指導者であること
理由を説明する・考えさせてみる
野球の技術を教えるだけではなく、「子どもたちを指導する」立場ならではのそれぞれのポイントを、以下の項目で具体的に確認していきましょう。
子どもたちへの思いやりを大切に
少年野球チームの優秀な指導者であるためには、第一に子どもたちへの思いやりが大切だと言えるでしょう。
なぜなら、思いやりを持って少年野球の指導にあたることは、成長期における野球障害の予防や、青少年の人間性の育成にもつながるからです。
たとえば、JSBB(公益財団法人全日本軟式野球連盟)では、以下のような「子どもたちへの思いやり」の考え方を指標に、野球に対する「熱中」や「夢中」に導くことができる指導者が理想とされています。
個性を尊重し、引き出す
子どもたちの自由な動きや発想を大切にする
勝つこと以上に野球の面白さを伝える
子どもたちのことをたくさん褒める
すべての子どもたちに活躍の場を提供する など
このように、少年野球のチームにおいては、第一に子どもが野球を楽しめる環境を作ることができる監督・指導者を必要としているのがわかります。
手本となるような指導者であること
少年野球チームの監督として、野球の指導者としてだけではなく、人間として手本となるような指導者であることが大切です。
少年野球チームに所属しているメンバーは小学生などまだ幼く、あらゆることを吸収していく時期でもあります。
マナーや人間として大切なコミュニケーションの取り方など模範として振る舞うことで、その後の子供たちの成長に良い影響を与えられるのです。
「集中しろ」など自分の感情にまかせた指導をするのではなく、「子どもたちへの思いやり」を持って指導にあたることが重要です。
理由を説明する・考えさせてみる
練習を行う際は、ただメニューを指示するだけではなく「なぜこの練習を行うのか」を説明してみましょう。なぜなら、練習の理由や目的を説明することでゴールが明確になり、より正しく努力できるようになるからです。
また、ときにはその理由をすぐに説明するのではなく、問いかけることで考えさせてみるというのも一つの方法です。
理由を問いかけることで、あらゆることについて自分で考える力を育む機会にもなります。
まとめ:少年野球の監督になるには一部資格が必要です
今回は、少年野球チームで監督をするには?という点について解説しました。
少年野球チームの監督になるためには、必ずしも資格は必要ありません。
しかし、2024年度シーズンからは、全日本軟式野球連盟に所属するチームの指導者のうち最低1人は公認学童コーチなどの資格を保有している必要があります。
所属する組織によっては資格が必要ない場合もありますが、資格を取得して正しい知識を身につけることで、より子どもたちが成長できるチームを運営することができるかもしれません。
資格の有無に関わらず、監督は責任者としての大切な役割を担っています。そのため、常に学び続け、子どもたちの成長を支え、模範となれる人物が向いていると言えるのではないでしょうか。