ミニバスとは?一般のバスケットボールとのルールの違いについて徹底解説!
(※この記事は、2024年2月5日に更新されました。)
ミニバスルールや一般のバスケットボールとの違いについて分からない方も多くいるかもしれません。
一般的なバスケットボールと異なるルールがいくつかあり、初心者にはわかりにくい部分もあります。
本記事では、ミニバスの基本ルールから応用ルールまで、初心者にもわかりやすく解説するとともに、バスケットボールとの基本的なルールの違いについても詳しく説明します。
ミニバスを始めたいと思っている小学生や、ミニバスケットボールのルールをもっと知りたい保護者、指導者の方におすすめの記事です。
ミニバスとは?
ミニバスは、小学生にバスケットボールの楽しさを味わってもらうことを目的とした競技です。
そのため、一般的なバスケットボールよりもルールが簡略化されており、小学生でも無理なくプレーできるように配慮されています。
ミニバスの基本ルール
ミニバスのルールは、バスケットボールのルールを簡略化したものです。
ここからは、ミニバスのルールを一般のバスケとの違いに注目して紹介していきます。
ミニバスのルールを知りたい小学生や保護者の方必見の内容です。
試合時間
ミニバスと一般のバスケットボールの試合時間の違いは、以下のとおりです。
ミニバス:1クォーター6分 × 4クォーター = 合計24分
一般:1クォーター10分 × 4クォーター = 合計40分
ミニバスは小学生を対象とした競技であり、バスケットボールよりも試合時間が短く設定されています。これは、小学生の体力や集中力に合わせた配慮と言えます。
一方、一般のバスケットボールは、プロや大学生など、体力や技術に優れた選手を対象とした競技です。そのため、試合時間が長く設定されています。
コートの大きさ
ミニバスのコートの大きさは、一般のバスケコートの大きさの半分から3分の2程度です。
ミニバスと一般のバスケットボールのコートの大きさは、以下のように異なります。
また、ミニバスは一般のバスケにはあるバックコート、フロントコートの概念やスローイン、スリーポイントライン、ノーチャージセミサークルもありません。
ボールの大きさ
ミニバスでは、小学生の手の大きさと力に適応するため、5号球を使用します。ボールは、重さが470〜500グラムで、直径が約22センチメートルです。
これに対して、中学男子以上は7号球を使用し、これは重さが567〜650グラム、直径が約24.5センチメートルです。
中学女子以上は6号球を使用し、重さは510〜567グラム、直径が約23.2センチメートルとなっています。
ミニバスのバスケットボールは、小学生にとって扱いやすいサイズであり、パスやシュートの基礎を習得しやすいように設計されています。
ゴールの高さ
ミニバスと一般のバスケはゴールの高さにも違いがあります。理由は、一般のゴールの高さと同じ場合、小学生には高すぎるためです。
ミニバスでは、ゴールの高さは260センチメートルで、一般のバスケゴールの高さ305センチメートルより45センチメートル低く設定されています。
小学生に適切な高さに設定されることにより、シュートしやすく達成感を高めるために重要です。
交代ルール
ミニバスの試合では、チームは8人以上の選手を用意する必要があり、これは以前は10人以上が必要だったルールから変更されました。
ゲームは5人対5人で進行しますが、ミニバスでは全員が最低1クォーター以上プレイするようルールで定められています。
これにより、出場機会が平等に分配され、すべての子供たちが試合に参加し、楽しむことが可能です。
対照的に、プロやアマチュアなどのバスケットボールでは、交代に関してより柔軟なルールが設けられており、コーチの戦略や選手の状態に応じて交代が行われます。
トラベリング
バスケットボールのトラベリングは、ミニバスと一般のバスケットのルールが共通しており、ボールを保持した状態で、次のいずれかの行為をしたときに反則となります。
ボールを保持した状態で、両足を同時に地面から離してはいけない。
ボールを保持した状態で、ドリブルを止めて、両足で着地する。
ボールを保持した状態で、ドリブルをせずに、連続して3歩以上歩く。
トラベリングが宣告されると、相手ボールでプレーが再開されます。
バックパス
バスケットボールのバックパスは、オフェンスチームの選手が、センターラインより自分のコート側にボールをパスする行為です。
一般のバスケでは、バックパスは反則となり、ボールは相手チームに与えられ、反則を犯したチームは、その地点からプレーを再開することになります。
一方、ミニバスの場合、バックパスは認められています。これは、小学生の選手は、まだコート全体を使いこなすのが難しいことを考慮したルールです。
ファウル
ミニバスでは、子供たちが安全にプレイできるように、ラフプレーに対するルールが厳格に定められています。
例えば、相手選手を押したり掴んだりするとファウルが宣告され、個人が5回ファウルを犯した場合には退場となります。
これは、安全なプレイ環境を保ち、スポーツマンシップを促進するためです。
また、チームファウルとしてもカウントされ、1クォーター内でのチームファウルが5回を超えると、相手チームにフリースローの権利が与えられます。
得点
一般のバスケットボールでは、リングの中心から6.75メートル離れたスリーポイントラインが設けられており、このラインの外側からシュートが成功すると3ポイントが得られます。
しかし、ミニバスにはスリーポイントラインが存在しないため、どの位置からのシュートでも最大2ポイントの得点となります。
ミニバスの得点ルールは以下の通りです。
スリーポイントラインより内側からのシュート:2ポイント
スリーポイントラインより外側からのシュート:2ポイント
フリースロー:1ポイント
バイオレーション
ミニバスでは、フロントコートとバックコートの区別がないため、24秒ルールの適用が少し異なります。
ミニバスの試合では、リングに当たったオフェンスリバウンドの場合のみ14秒にリセットされ、その他の状況では24秒が継続されるかリセットされます。
例えば、残り時間が20秒であっても、リングに当たったボールをオフェンスリバウンドで取った場合、タイマーは14秒にリセットされます。
一方、ファウルが発生した場合、残り時間に関係なく、タイマーは常に24秒にリセットされます。
ミニバスの試合の流れ
ここからは、ミニバスの試合の流れについて解説します。
(出典:【ノーカット完全版】男子決勝🏀第44回新潟県U12バスケットボール選手権大会)
試合の開始と終了
ミニバスでは試合前後の挨拶が重視されています。ミニバスの試合では、開始前と終了後に相手チームと向かい合い、「お願いします」「ありがとうございました」という挨拶を交わします。
この挨拶は、スポーツマンシップと敬意の表現として重要視されており、子供たちに対する礼儀教育の一環として採用されています。
タイムアウト
ミニバスでは、1クォーターにつき1回のタイムアウトが許可され、時間は45秒間です。
このタイムアウトは、子供たちが休息を取り、作戦を確認するための貴重な時間となります。
特に、小学生の選手たちにとっては、短い休憩で体力を回復させたり、コーチからの指示を理解したりするのに重要です。
一方、一般のバスケットボールでは、各チームが試合中に複数のタイムアウトを取ることが可能です。
試合時間と休憩時間
ミニバスでは、1クォーターの試合時間は6分と短めに設定されており、子供たちの体力と集中力に配慮しています。
また、休憩時間も特定のルールに基づいています。2クォーターと3クォーターの間には5分のハーフタイムが設けられ、他のクォーター間では1分のインターバルがあります。
4クォーター終了時にスコアが同点の場合は、延長戦が行われ、その時間は3分間です。
ミニバスのルールを覚えて楽しもう!
ミニバスのルールを覚えることは、バスケットボールを楽しむための第一歩です。
ルールを理解することで、試合の流れを把握し、より戦略的なプレーをすることができます。
また、ルールを守ることで、怪我やトラブルを防ぐことにもつながります。
今回の記事を読んでルールを覚えて、バスケットボールを思う存分楽しみましょう。
最後に、バスケットボールのリーグ戦やトーナメント戦の対戦表作成の際に役立つ便利なツールをご紹介します。
「ダイアモンドスケジュール」は、リーグ戦やトーナメント戦の組み合わせを自動作成するスポーツスケジューリングツールで、手間と時間かかる対戦表の作成をたった数分で完了させることができます。
また、試合日程や時間帯、移動距離、ホーム&アウェイ、休息日など、それぞれのニーズに合わせた条件のもと柔軟なスケジューリングが実現可能となっております。
こちらから無料でお試しいただけますので、ぜひご活用ください!