スポーツマネジメントってどんな仕事?【主な就職先や必要な資格も紹介】
(※この記事は、2023年4月18日に更新されました。)
「スポーツマネジメントの具体的な仕事内容や就職先が知りたい!」
「スポーツマネジメントの仕事にはどんな資格が必要なの?」
こんな思いを抱えている方に向けて、本記事ではスポーツマネジメントについて詳しく解説していきます。
スポーツマネジメントの仕事内容は多岐にわたり、就職先や働き方はさまざまです。また必ずしも資格が必要な職種ではありませんが、持っていると便利な資格はいくつもあります。
そこで今回は、スポーツマネジメントの詳しい仕事内容やおすすめの資格を紹介していきます。
これからスポーツマネジメントの仕事に就きたい方はもちろん、大学や専門学校でスポーツマネジメントを学んでいる方、すでに働いていてスキルアップや転職を考えている方も、ぜひ参考にしてください!
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スポーツマネジメントはビジネスの観点からスポーツを盛り上げる仕事!
近年成長を続けている市場の一つに、スポーツビジネスがあります。そしてスポーツマネジメントは、スポーツビジネスの観点に立ってスポーツ産業の普及や発展を支える仕事です。
たとえばスポーツチームをビジネスとして発展させるには、以下の取り組みが必要となるでしょう。
人材育成
マーケティング戦略の策定
広報活動
これらはほんの一例ですが、こうした取り組みを通じてスポーツ業界を盛り上げていくことが、スポーツマネジメントの仕事といえます。
スポーツマネジメントの代表的な仕事内容
スポーツマネジメントと一口でいっても、その仕事内容はさまざまです。
ここでは代表的な5つをご紹介します。
1. スポーツチームのマネジメント
スポーツチームに所属し、チームの運営を行います。特にプロスポーツのチームでは「本部」「運営」などと呼ばれることも多いです。
選手やコーチの獲得・育成
他団体との契約や交渉
チームの財政管理
マーケティング戦略の策定
スポーツイベントの企画・運営
このほか、細かく分けるとさまざまな仕事があります。
2. スポーツイベントの企画・運営
スポーツイベントには地域で行う小規模なものもあれば、オリンピック・パラリンピックのように世界規模のものもあります。
そしてスポーツマネジメントの仕事の一つが、こうしたスポーツイベントの企画や運営です。
スポーツそのものに対する知識やスキルだけでなく、コミュニケーションスキルやリーダーシップ、企画力などが求められます。
3. 広報活動
広報活動を行う目的は、チーム、あるいは競技そのものの知名度を高めることです。
知名度を高めて観客動員数を増やし、新たなスポンサーを獲得できれば、ビジネスとしての発展につながります。
メディアの取材対応
プレスリリースの作成
SNSの運営
広報活動は主にこのような方法で行われます。マスコットキャラクターを活用することもあります。
4. マーケティング戦略の策定
一般企業においてもマーケティングは重要ですが、スポーツビジネスにおいてもマーケティングの視点は欠かせません。
広報活動やスポンサーシップ(協賛)、スポーツイベントの企画など、さまざまな視点からのアプローチが可能です。
スポーツチームのマーケティング戦略はもちろん、スポーツ用品メーカーやスポーツウェアブランドにおけるマーケティング戦略も、すべてスポーツマネジメントに含まれます。
5. スポーツ施設の管理
スポーツジムやフィットネスクラブなど、スポーツ施設を管理するのもスポーツマネジメントの仕事です。
利用者管理
保守点検
スタッフの管理・育成
マーケティング戦略の策定
そのほかイベントの企画や運営、広報活動を行うこともあるでしょう。
スポーツマネジメントの仕事は複合的に結びついているものも多く、それぞれが独立しているわけではありません。
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スポーツマネジメントにおすすめの資格5選
スポーツマネジメントの仕事には、特別な資格をとる必要はありません。
ただ、資格を持っていると役立つ場面は多いので、ここではスポーツマネジメントにおすすめの資格を5つご紹介します。
1. スポーツ指導や運営をするなら「コーチングアシスタント」
日本スポーツ協会公認
講座を受講することで取得可能
以前はスポーツ指導者として働く方向けに「スポーツリーダー」という資格がありましたが、現在は新規養成を終了しており、「コーチングアシスタント」への移行が進んでいます。
コーチングアシスタントの講座では、トレーニングや指導の方法にくわえて、医療の知識や応急処置についても学びます。
取得の難易度はあまり高くないので、スポーツ指導や運営の基礎をしっかり身につけたい方にはおすすめです。
2. スポーツクラブで働くなら「アシスタントマネージャー」
日本スポーツ協会公認
講座を受講のうえ、筆記試験で6割以上とれば取得可能
「アシスタントマネージャー」は地域スポーツクラブなどで働く方向けの資格です。
アシスタントマネージャーには、主に2つの役割があります。
クラブマネージャーを補佐する
クラブ運営のため、さまざまな活動をサポートする
講座ではスポーツクラブの現状やクラブの運営方法、コミュニケーション能力や財務管理などのマネージャーに求められる力について学びます。
3. ジムの運営管理をしたいなら「クラブマネジメントスペシャリスト」
NESTA公認
講習会を受講のうえ、認定試験に合格すれば取得可能
「クラブマネジメントスペシャリスト」を取得することで、ジムの運営・管理を行うスキルが身につきます。
国際的な資格なので、海外で活躍したいと考えている方は、ぜひ取っておきたい資格の一つです。
講習会を通してマネージャーの役割を学べるほか、マーケティングスキルや人材管理スキルも身につけることができます。
スポーツビジネスの考え方を持ちたい方にもおすすめです。
4. フィットネス業界の国家資格「フィットネスクラブ・マネジメント技能士」
一般社団法人日本フィットネス産業協会が実施する国家資格
学科試験、実技試験それぞれに合格することで取得
フィットネスクラブ・マネジメント技能検定には技術の高い順に1級、2級、3級があり、合格すると「フィットネスクラブ・マネジメント技能士」と名乗ることができます。
級ごとの目安は以下のとおりです。
1級:現場知識と経営力が求められる。支配人、施設責任者向き
2級:人材活用や施設管理の知識も保有している。リーダーや主任向き
3級:店舗を運営する基礎を理解している。受付やインストラクター向き
さまざまな職種に役立つ資格なので、自分に合った級の合格を目指しましょう。
5. 地域のスポーツ振興を支えたいなら「スポーツクラブマネジャー」
引用:スポーツクラブマネジャー
講習会を受講したうえでレポートを提出し、合格すれば取得可能
「スポーツクラブマネジャー」は、地域のスポーツ振興を推進する役割を持ちます。
スポーツクラブで働きたい、指導をしたいと考えている方にはおすすめの資格です。
スポーツイベントの経営戦略や企画、財務会計など、スポーツクラブを運営に必要な幅広い知識を身につけられます。
スポーツクラブマネジャーを取得したあとは、「上級スポーツクラブマネジャー」の取得を目指すことも可能です。
ここまで、スポーツマネジメントの仕事をする上で役立つおすすめの資格を5つ紹介しました。取るべき資格は人によって異なりますが、どれも持っていて損することがない資格なので、ぜひ参考にしてください。
スポーツマネジメントとして就職する方法
スポーツマネジメントとして就職するなら、たとえば以下の道があります。
アマチュア/プロスポーツ団体
スポーツイベント企業
スポーツ施設(例:スポーツクラブ、フィットネスジム)
スポーツ庁
スポーツ関連企業(例:スポーツ用品メーカー、スポーツメディア)
スポーツマネジメントの月給は23万円〜30万円ほどといわれていますが、就職先によって金額は大きく異なります。
アマチュアチームよりはプロチームのほうが高収入ですし、競技人口が多いスポーツほど給与が高いケースが多いです。
もちろん職種によっても違います。
就職する際はいくつか比較しながら、より自分に合ったところを選びましょう。
スポーツマネジメントを通してスポーツビジネスを盛り上げよう
ここまでスポーツマネジメントの詳しい仕事内容や、仕事に役立つおすすめの資格についてご紹介しました。
スポーツビジネスは今後の成長が期待されている市場であり、スポーツビジネスの発展に伴ってスポーツのDX化やスポーツICTの活用も進んでいます。
そしてスポーツマネジメントはスポーツビジネスの発展に欠かせない、大事な仕事の一つです。
ぜひスポーツマネジメントを通して、スポーツビジネスそしてスポーツ界を盛り上げていきましょう。