サッカーファールの種類を紹介!演技なのか?どんな基準があるのか?

サッカーファールの種類を紹介!演技なのか?どんな基準があるのか?

(※この記事は、2023年4月26日に更新されました。)

サッカーでは、選手たちが激しく競い合いながらプレーしていますが、その中でファールが発生することもあります。

本記事では、サッカーファールの種類とその判定基準、さらにはファールの演技化について紹介します。

最後まで読むと、サッカールールに不慣れな人でも、サッカーのファールについて理解し、試合をより楽しめるようになることができます。

また、ファールの判定基準や演技化について知ることで、公正な試合進行やフェアなプレーを促進することができます。さらに、スポーツマンシップを守ることが重要であることを再確認することができるでしょう。

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サッカーファールの種類9つ


サッカーファールの種類

サッカーにおいて、ファールは相手選手に対して違反行為を行った場合に判定されます。

その種類は様々で、選手たちが日々トレーニングを行っている一方、審判たちは常に細心の注意を払っています。

ここからは、サッカーのファール9種類について解説します。

1. ハンドリング

2. トリッピング

3. キッキング

4. ストライキング

5. ジャンピングアット

6. ファウルチャージ

7. プッシング

8. スピッティング

9. ホールディング

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. ハンドリング


ハンドリング

サッカーファールの中でも最もポピュラーなのが、「ハンド」とも呼ばれる「ハンドリング」です。ハンドリングとは、手や腕を故意に使う反則行為を指します。

ハンドリングは以下の場合に反則となります。

・手や腕でボールに触れた場合

・手や腕を使ってボールをコントロールした場合

・プレイヤーが手や腕を使ってボールを切り返した場合

ただし、ハンドリングが反則となるかどうかは、ボールを触った部位の位置や状況によって異なります。

そのため、ハンドリングが反則かどうかは主審の判断が最終的となります。

プレイヤーたちは、手や腕を使わずにプレーをすることで、反則を犯すことを避けることが求められます。

2. トリッピング


トリッピング

「トリッピング」は、足や手などを使って相手をつまずかせたり、転ばせたりする反則行為です。

トリッピングは以下のような場合に反則となります。

・故意に足をかけて相手選手を倒した場合

・故意に体を使って相手選手を倒した場合

反則が認められる場合は、相手チームにフリーキックが与えられます。

なお、トリッピングは故意に行われた場合に限り反則となり、プレイ中に偶然足をかけてしまった場合など故意性がなければ反則とはなりません。

3. キッキング


「キッキング」は、敵チームのプレイヤーに対して、危険な蹴りをすることを指します。キッキングは、相手選手に怪我を負わせたり、プレイヤーのキャリアを脅かすような危険なプレイにつながるため、非常に厳しく処罰されることがあります。

キッキングが反則となる場合には、以下のようなケースがあります。

・相手選手に意図的に蹴りを加えた場合

・相手選手に向かって蹴りを放ったが、ボールを蹴ることはできなかった場合

・相手選手に向かって蹴りを放ったが、蹴った後に相手選手に接触した場合

また、プレイヤーの動き方によってもキッキングが反則となる場合があります。例えば、ジャンプした状態で相手選手に向かって蹴りを放つ、相手選手の足に危険な蹴りをするなどが挙げられます。

4. ストライキング


「ストライキング」とは、相手選手を殴ったり、または殴ろうとする反則行為です。

ストライキングが反則となるのは、以下のような場合です。

・相手選手を殴った場合

・相手選手に向かって殴るような素振りを行った場合

反則となるかどうかは、相手選手への接触の有無、故意かどうかなど、詳細な状況によって異なります。主審の判断が最終的となります。

シチュエーションによっては、ドリブル中の接触の際にストライキングと判断されてしまうこともあります。

5. ジャンピングアット


​​「ジャンピングアット」とは、相手選手にジャンプして接触する反則のことを指します。

具体的には、ボールに向かってジャンプし、相手選手に接触した場合や、ジャンプした状態で相手選手に危険な接触を与えた場合に、反則が認められます。

ゴールキックやコーナーキック、フリーキックなどの際によく発生します。

ジャンピングアットが反則となるのは、以下のような場合です。

・ジャンプ中に故意に相手選手に接触した場合

・相手選手を妨害するためだけにジャンプする場合

ただし、正当なプレイである場合や、相手選手が接触を避けるためにわざと接触してきた場合は、反則にはなりません。

6. ファウルチャージ


「ファウルチャージ」は、相手選手に激しく体当たりし、危険な状況を引き起こす反則のことです。

ファウルチャージが反則となるのは、以下のような場合です。

・相手選手にタックルをするときに、相手選手に接触してからボールに触れた場合

・相手選手がボールを持っていない状態で、タックルをする場合

・相手選手に遅れてタックルをする場合

ファウルチャージが反則かどうかは、体当たりが相手選手を危険にさらすかどうか、過剰な接触があったかどうかで判断されます。

反則かどうかは主審が判断し、適切な措置を取ります。

7. プッシング


プッシング

「プッシング」は、手・足・身体を使って相手選手を押し倒す、押し出す、または押し戻す反則行為を指します。

プッシングが反則となる場合は、以下のような場合があります。

・ボールを持っていない相手選手に対してプッシングする場合

・相手選手をプッシングすることで、プレーに影響を与える場合

・プッシングによって相手選手に怪我を負わせる危険がある場合

ファールを取られないためには、突き飛ばすほどの力を入れて手や腕を使用しないことや押すのではなく触れることを意識することが重要です。

8. スピッティング


「スピッティング」とは、相手選手に対してつばを吐く行為を指します。

スピッティングは、スポーツマンシップに反する行為であるため、反則とされます。

スピッティングによって相手選手に直接当たった場合や、試合中につばを吐く行為を繰り返した場合は、イエローカードやレッドカードなどの罰則が科せられる場合もあります。

スピッティングは、相手選手に不快感を与えるだけでなく、口腔感染症や風邪などの病気を引き起こす可能性もあるため、スポーツマンシップを守るためにも絶対に避けるべき行為です。

9. ホールディング


「ホールディング」とは、相手選手の動きを妨げるように体を使い押さえつける行為を指します。

ホールディングが反則となる場合は、以下のような場合があります。

・相手選手のユニフォームなどをつかんで引っ張る場合

・相手選手を抱え込んで動かなくする場合

・相手選手を倒してしまう場合

ホールディングは、主にセットプレーの際に多く行われます。

特に、コーナーキックやフリーキック、スローインの際、ボールが来る前に相手選手を抑え込んでマークを外そうとしてホールディングするケースがよく見られます。

しかし、ホールディングは反則行為であるため、プレーに支障をきたすことがないよう注意が必要です。

参考:サッカー競技規則2022/23

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直接フリーキックと間接フリーキック


直接フリーキックと間接フリーキック

ここまで、ファールの種類を9つ紹介しましたが、ファールが発生すると与えられるフリーキックについても少し解説します。

サッカーのフリーキックには、直接フリーキック間接フリーキックの2種類があります。

直接フリーキック


直接フリーキックは名前の通りキッカーが直接ゴールを狙うことができ、守備側のファールがペナルティエリア内で発生した場合、直接フリーキックはペナルティキック(PK)になります。

間接フリーキックに比べて得点に結びつきやすいのが、直接フリーキックの大きな特徴です。

また、先ほど紹介した9つのファールは全て直接フリーキックの対象となります。

間接フリーキック


間接フリーキックは、キッカーが蹴ったボールが直接ゴールラインを完全に超えてもゴールが認められないのが特徴であり、これが直接フリーキックとの一番大きな違いです。

間接フリーキックから得点するには、敵味方問わずキッカー以外の誰かが必ずボールに触れなければなりません。

もし間接フリーキックが直接相手チームのゴールに入った場合は、相手にゴールキックが与えられます。

ファールの判定基準


ファールの判定基準

サッカーにおけるファールの判定は、プレイヤーが故意に反則を犯した場合や、その反則が試合の流れを妨げるものである場合になされます。

主審の判断が最終的であり、判断基準には様々な要素が含まれますが、一般的にはプレイヤー同士の距離や速度、接触の強さやタイミング、反則を犯した側の意図などが考慮されます。

また、反則によっては警告や退場処分が科せられることもあるため、プレイヤーはスポーツマンシップに則ってプレーすることが求められます。

ファールの演技化(シミュレーション)について


ファールの演技化(シミュレーション)について

サッカーにおいて、相手選手の反則行為を故意に誇張した演技をすることを「ファウルの演技化(シミュレーション)」と呼びます。

反則が認定されれば、チームに有利な状況を作ることができるため、勝利を目指す上でシミュレーションを行う選手もいるのが事実です。

しかし、このような演技はスポーツマンシップに反するため、国際サッカー連盟(FIFA)は、ファウルの演技化に対して厳しい姿勢を示しています。

選手がファウルの演技を行った場合は、警告を受けることがあり、重度の場合は退場処分を受けることもあります。

スポーツマンシップに則ってプレーをしよう!


スポーツマンシップに則ってプレーをしよう!

本記事では、サッカーファールの種類と判定基準、そしてファールの演技化(シミュレーション)について紹介してきました。

サッカーにおいて、ファウルの演技化はスポーツマンシップに反する行為であり、相手チームに不利益を与えるだけでなく、自身やチームの信頼性を損ねることにもなります。

選手やチームは、正当な勝利を目指すためにも、常にフェアなプレーを心がけることが重要です。スポーツマンシップに則ってプレーすることで、自身やチームの評価を高めていきましょう。

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