スポーツベンチャー企業10選【2023年スポーツテック編】

スポーツベンチャー企業10選【2023年スポーツテック編】

(※この記事は、2023年3月27日に更新されました。)

IT技術の進化によってスポーツ界でも革新的な取り組みが進んでいます。

本記事では、その中でも注目すべき「スポーツベンチャー企業10選」を紹介していきます。

スポーツベンチャー企業は、一般的に「スポーツテック企業」と呼ばれ、データ解析やトレーニング支援など、スポーツに関する多岐にわたる分野で活躍が期待されています。

スポーツとITの融合によって、より効率的で効果的なトレーニングや競技の改善が可能となり、競技レベルの向上に繋がるでしょう。

最新のITスポーツの動向について把握できるので、ぜひ最後まで読んでください。

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スポーツベンチャー企業の概要


スポーツテック企業は、スポーツ界で活躍するアスリートやチーム、コーチ、スポーツ施設などの、スポーツに関連する様々な分野で活躍する企業です。

IT技術を活用して、スポーツの分野において課題解決や改善を図ることを目的に事業を展開しています。

REPORTOCEANの2022年のレポートによると、スポーツにおけるAI(人工知能)市場は、2022年から2030年の間に30.4%以上の成長率で成長すると予測されています。

つまり、2021年のスポーツの人工知能市場規模は18億アメリカドルでしたが、2030年には199億アメリカドルに達すると予想されているのです。

スポーツテック企業の取り組みにより、スポーツ界におけるデジタルトランスフォーメーションが進展しており、今後もスポーツテック企業の活躍が期待されています。

スポーツテックの需要の高まりの要因


スポーツ業界のAI、IT市場が成長している要因の一つは、コロナ感染症拡大があります。

コロナ禍で東京オリンピックを初めとする多くのスポーツの試合が延期や中止になりました。

このような状況への対応策として普及したのは、バーチャル観戦です。

AIを用いたカメラなどを導入することにより、カメラを操作する人がいなくとも、試合の様子を配信できるようになったり、試合中のプレーを分析することでスポーツ選手や監督側もより効果的な戦術を立てることができるようになったりと様々なメリットをもたらしました。

また、ここ数年、スポーツテックの成長に合わせて世界的に急成長を続ける「eスポーツ」もスポーツの新たな形として注目されています。

スポーツ経験者でも未経験者でも関係なく、ゲームの腕で勝負できるのがeスポーツの魅力で、競技人口も増え続けているので、今後スポーツテックの需要はさらに高まっていくでしょう。

スポーツテック企業の役割


スポーツテック企業の役割は、スポーツとテクノロジーを融合し、より効率的で効果的なトレーニングや競技の改善を実現することです。

具体的には、以下のような役割があります。

1. データ解析

スポーツ選手のパフォーマンスやコンディション、試合の戦術などのデータを収集し、解析することで、選手の弱点や改善点を見つけ出すことができます。

2. トレーニング支援

選手のトレーニングをサポートするためのツールやアプリを提供することで、トレーニングの効率化や改善に役立ちます。

3. スポーツイベントの運営支援

スポーツイベントの運営をスムーズにするためのテクノロジーやサービスを提供することで、観客のエンゲージメントや運営の効率化に貢献します。

IT系のスポーツベンチャー企業10選


ITでスポーツを支えるベンチャー企業10社に注目して紹介していきます。

これらの企業がどのようなサービスを提供しているのか、その特徴などについて解説します。

スポーツとITの融合が進む中で、これからのスポーツ界にどのような変化が起こるのか、一緒に見ていきましょう。

1. ダイアモンドスケジュール


ダイアモンドスケジュール

ダイアモンドスケジュールは、1998年に誕生した世界トップレベルのスポーツリーグスケジュール管理ソフトウェアです。

ダイアモンドスケジュールを使えば、総当たり戦の対戦表をたった数分で自動作成でき、複雑なリーグのスケジュールを一括管理することができます。

公平なリーグ戦や総当たり戦の対戦表を人の手で作成するのには、多大な労力と時間を要します。

ダイアモンドスケジュールのスケジュール考慮条件機能を使うと、

・最低休息日

・会場または本拠地からの最高移動距離・時間

・コーチコンフリクト(同じコーチを同時に設定すること)を防止

・1日の最大試合数制限

などをあらかじめ設定することでソフトのアルゴリズムが自動で最適な対戦表を提案してくれます!

リーグ運営者やスポーツ大会の関係者におすすめのツールです。

2. 株式会社ORPHE


2.株式会社ORPHE

株式会社ORPHE(オルフェ)は、スマートフットウェアを中心にウェアラブル機器や、それらから得られたデータを活用するセンシング&クリエイティブプラットフォーム「ORPHE」を提供しています。

主力サービスの「ORPHE ANALYTICS MEDICAL(オルフェ・アナリティクス・メディカル)」は、医療現場でかつてないほど手軽で定量的な歩行分析を実現するDXソリューションです。

従来の課題である「リハビリの効果がわかりづらい」という問題に対して、計測データにより治療効果を定量化することで、患者の治療状態を正確に把握できるようになります。

3. 株式会社SPLYZA


3.株式会社SPLYZA

株式会社SPLYZA(スプライザ)は、アプリケーション開発で「スポーツ×教育」を支援しています。

主なサービスである「SPLYZA Teams」は、スポーツという正解のない問題を解くには、選手自ら考える力が欠かせないという考えから、選手自身が「課題発見」から「課題解決」までを行うための映像分析ツールです。

「SPLYZA Teams」は映像データを活用することで、選手自身が自己評価を行って、改善点を見つけ出すことができます。

これにより、選手や子どもたちの成長を促すとともに、指導者や保護者とのコミュニケーションをより円滑にすることができるでしょう。

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4. 株式会社LIFULL


Sufu

株式会社LIFULL(株式会社ライフル)が提供するサービス「Sufu」は、指導者や保護者の悩みを解決するために、練習メニューなどの情報を提供しています。

実績と経験豊富な育成のプロが情報提供する練習メニューをはじめ、3,000本以上の練習動画も配信されています。

また、サッカーや野球、ゴルフなどのスポーツに対応しており、練習メニューには「ドリブル」や「初心者向け」などのタグ付けがされているため、個人のレベルに合わせたメニューを探すことが可能です。

5. 株式会社スポーツネーション


スポーツネーション

株式会社スポーツネーションは、東京都のIT総合商社である株式会社Wizと、V2リーグに所属するバレーボールチームSafilva北海道を運営する株式会社サフィルヴァが合弁して設立されました。

目指すのは、日本のスポーツビジネス界を牽引するパイオニアとなり、未知の可能性を秘めたスポーツチームを取り巻く主要課題を解決することです。

スポーツネーションの主なサービスは「スポつく」で、企業成長をサポートする従業員向け福利厚生サービスです。

「スポつく」は、スポーツチームを応援することで生産性の向上や離職率の改善を実現し、新たな形で応援文化を育みます。

6. RUN.EDGE株式会社


run-edge

RUN.EDGE株式会社(ラン. エッジ株式会社)は、スポーツ分野向けの映像検索・分析サービスを開発・提供しています。

主力サービスである「FL-UX(フラックス)」は、国内外150以上のスポーツチームで導入されているスポーツ映像分析アプリで、サッカーやバスケットボール、ラグビーなど多様なスポーツに対応しています。

LIVE映像を練習中や試合中に視聴し、プレーへの理解を深めることで、急速な成長につながるという点が特徴です。

FL-UXの導入により、選手やチームの戦術的な強化や、個々の技術向上に役立てることができます。

7. PAPAMO株式会社


へやすぽ

PAPAMO株式会社(パパモ株式会社)は、こども向けのオンラインスポーツ事業「へやすぽ」の開発・運営をしています。

当サービスは、子どもの発達段階や特性に合わせたマンツーマンレッスンを提供し、運動療育による指導や児童発達支援の経験が豊富なプロのコーチが担当しています。

「へやすぽ」は、慣れ親しんだ自宅でレッスンが受けられるため、不安を感じやすい子どもも安心して取り組むことができます。

通う時間や送迎の手間がかからず、保護者の負担が少ないため、続けやすいという利点があるでしょう。

8. 株式会社ラントリップ


ラントリップ

株式会社ラントリップは、「もっと自由に、楽しく走れる世界へ」をモットーに、まだ知られていない素敵なランニングコースやイベントを多数掲載しています。

発着点となるランニングステーション、旅館・ホテル、温泉、銭湯なども掲載されており、ランニングをする上で必要な情報が豊富に揃っています。

また、季節ごとにおすすめのランニングコースなども更新されているため、季節感を感じながら素敵なランニングコースを探すことができるでしょう。

ランニングをする人にとって、新たな発見や出会いがあるかもしれません。

9. テックビー株式会社


テックビー株式会社

テックビー株式会社は、Apple WatchとiPhoneを活用した、産業医、企業、社員の三者をつなぐ健康管理サービス「tec-b(テックビー)」を提供しています。

Apple WatchとiPhoneのデータから、社員の健康状態やストレスレベルをグラフやデータで可視化し、提携している産業医が従業員の健康データをチェックすることが可能です。

異常があった際には、企業に通知が送られるため、社員の健康状態の悪化を未然に防止することができます。

10. 株式会社Sportip


sportip

株式会社Sportip(スポーティップ)は、筑波大学発のベンチャー企業であり、動作解析システムの開発やアプリケーション開発を手掛けています。

主なサービスは「SportipPro」で、カメラでのモーションキャプチャを元にAI姿勢分析・動作分析を行う最新アプリです。

AI解析により、姿勢の状態を即時に分析。

タイプのチェックや個人の筋肉の状態・重心位置を推定することができます。

さらに、膨大なトレーニングからおすすめのトレーニングを自動生成が可能です。

これからのスポーツテックに期待しよう!


本記事では、スポーツテック企業の概要と役割、IT技術を駆使してスポーツ界に革新をもたらすベンチャー企業10選について解説してきました。

これらの企業は、スポーツに携わる人々の練習や試合を支援するため、様々なサービスを提供しています。

スポーツテックによる革新はこれからも進み、ますますスポーツ界に欠かせない存在となることが期待されるでしょう。

また、初めに紹介した対戦表の自動作成ツールダイヤモンドスケジュールは、無料で使うことができますのでぜひスケジュールを作成してみてください!

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